Click to read more... みなみ 相手にロジカルにしかもスマートに 意見を伝える世界標準の秘密が解りやすく紹介されています。
Firoswi
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大学教育学部教授
白猫リラコ
音楽教育関係者
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大庭コテイさち子10冊目のハードカバー
「ロジカルに伝える技術~コミュニケーションの必須ツール『エッセイ・トライアングル』を装備しよう~」がNTT出版から刊行されました。本書は、グローバル化が加速する時代において、自分の言いたいことを誤解なく正しく伝えるためのロジカルな話の構成法を、著者オリジナルの「エッセイ・トライアングル」と「6つの考える図」に当てはめ、わかりやすく解説したものです。これらの簡単なツールが浸透し、私たちが無意識に抱えるコミュニケーションの問題が解決され、日本の素晴らしい情報や業績が、世界に素早く正しく伝わるようになる事を願っています。
話の構成法に、グローバル・スタンダードがあるということは、日本ではまだよく知られておらず、研究も進んでいません。そのため、海外向けの提案書や論文などでは、いくら内容が素晴らしくても、それに見合った評価をもらえないこともあります。また、よく練ったつもりの発表でも、話のポイントが次々と変わってしまうような印象を持たれてしまうこともあります。 内容そのものは素晴らしくても、それをダイレクトに理解してもらうのに時間がかかってしまうのです。 これは伝え方のスタイルが違うために起こる現実の問題のほんの一部です。 話の構成法のグローバル・スタンダードとは?それは、例えば明確なティーシスを作成する、エッセイ・トライアングルで話を構成する、トピック文と接着文を使うことです。そして、誤解なく話が伝えるために、求心的な話法から遠心的な話法へ転換する、新情報と旧情報を絡ませる、事実と意見を明確に分ける、などのテクニックがあります。これら下線の言葉は、きっと耳慣れないと感じる方が大変多いと思いますが、それぞれに深い関連がありますので、ひとつを理解すると、まるで薄いカーテンがさっと開けられたかのように、私たちが抱える問題がクリアに見えてくるでしょう。 また、本書では紙媒体とデジタル情報を組み合わせるため、第6章をすべてデジタル化したデジタルチャプター6 (DC6)を作りました。 DC6では、練習問題をブラウザ上で解いたり、引用先の文献を簡単に参照できます。これらの内容は更なる深掘りの起点となるものですから、個人のニーズに合わせてDC6を活用して頂きたいと思います。(DC6には本書内にあるQBコードからアクセスしてご利用ください。) 「考える図」と「エッセイトライアングル」を体験し、リンク先にある三角形を内包する文章を参照することで、ロジカルな話の構成法は確実に身につきます。 話の構成法が違うだけで、言いたいことの真意がうまく伝わらないのは大変悔しいことです。特に学生と若いビジネスパーソンが、本書をきっかけに日本語の文章でもどんどんエッセイトライアングルを取り入れて、文書作成のグローバルスタンダードを体得し、国や言語を超えて大きく活躍するための一助になれたら、これほど嬉しいことはありません。
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